Once In A Lifetime
Talking Heads / Once In A Lifetime (1980)
トーキング・ヘッズの「ワンス・イン・ア・ライフタイム」が、まさかこんな重要なことを歌っていたとは、今までよく分かっていなかった。
これまでずっと、都会に生きる人間が強迫神経症的に追い込まれ、現実逃避で妄想にとらわれた(という現実を、シリアスかつちょっとユーモアをもって表現した)曲だと思っていたのだが、どうやら本質は違うところにあったようだ。
なぜなら、こう歌っているからだ。
いつかと同じ、ずっと同じ
時間はとどまることはないし、我々の後を追っているわけでもない
ずっと同じ
日々は過ぎていく
人生は一度だけ
水の流れに身を任せよう
そう、きみは自分自身に問いかけるかもしれない。「あの豪邸はなんだろう?」「あのハイウェイはどこに行く?」。そして自問自答するかもしれない。「ぼくは正しいのか? 正しくないのか?」
そしてこう言うかもしれないんだ。
「ああ、なんてことだ!」
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