GHOST IN THE SHELL 25
『攻殻機動隊』の連載が始まって25年なのか・・。
最初に読んだ時は本当に衝撃を受けたし、夢中になった。その情報量の多さにも、想像さえ出来なかった革新性にも。
記念すべきジャパニメーションの最初の作品がこのコミックの映画版(押井守の名を世界的にさせた)だったことを思えば、まさに世界を変えた一作。映画も音楽と映像の組み合わせが驚異的とでも言うべき完成度だった。
(両方素晴らしいが、ユーモアや可愛らしさはコミック版の方があるかな・・)
25年経って、経過時間よりも短い内に、『攻殻機動隊』で描かれた時代がやって来る。
光学迷彩など一部は現実化しつつあるし、人工知能は日々進化している。当時は誰も考えられなかったネット世界は、今や紛れもない現実そのものである。誰もが情報自体にアクセスし、世界中のあらゆる場所へ行ける。
さあ、どこへ行こうかしら、と作中の最後に草薙素子は言った。
「ネットは広大だわ・・」