Fantastic Planet (La Planète sauvage)
「ファンタスティック・プラネット」は1973年制作のアニメ映画なんですが、ほんとに凄いのですよ。とてもファンタスティックとは言い難い世界(原題は「La Planète sauvage 未開の惑星」なので、あえてディストピア風なタイトルにしたのか・・)で、人間(と思える種族)にとっては悪夢のような状況なので、よくトラウマ級にエグイとか異星人が怖すぎるとか言われるのですが、あれは人間なんですよ。てか、あれほどティバ(この青い肌をした赤目の種族、の娘)に良くしてもらったのに、一切感謝もしない主人公もある意味凄いのですが。で、人間の形をしているから小さい方の種族(手の平に乗るくらい。赤目にペットにされたりしている)に肩入れする人は多いんだろうけど、いやいや、あの青い方がそもそも本当は人類の比喩で、そいつらの理想と現実を見せてフランスお得意の哲学的実践の場を作り、自己批判してるんじゃないかな、と思うわけですよ。
しかし、映画観てる時は少しも不気味じゃなかったのに、こうして絵になると怖く見えるな。不思議と、次の日に見た夢は悪夢じゃなかったけど・・。
That's What Dreams Are Made Of
Space Cowboy / That's What Dreams Are Made Of (2006)
今宵あなたが、グラスの向こうに観る夢は?
Just move on up !
Take nothing less than the supreme best
Do not obey for most people say ’cause you can past the test
Just move on up to a greater day
With just a little faith
If you put your mind to it you can surely do it
Just move on up, Move on up
But move on up
Oh child, but just move on up
But move on up, Move on up !
Two Lane Blacktop
1971年の映画『Two Lane Blacktop』、邦題は『断絶』。
ストーリーはあってないようなもの。
追憶のロードムービー。
車が走り出す。決して満たされることのない何かが広がる。
自分にとってはこの最高にいかしたタイトルがあればもう十分。
Two Lane Blacktop。
誰の心にも断絶はある。
分かり合えるのは幻想かもしれない。
でも、断絶なんか切り裂いて走り抜けよ。